ネイマール、プロデビュー以来初めての長い休暇？

昨年11月、ワールドカップ予選で対戦した、ネイマールとメッシ

foto Lucas Figueiredo / CBF (10/11/2016）

いわずと知れたブラジル代表のエース、ネイマール、もはやその名前はサッカー界に留まらず、広く世界に知られている。
２００９年に１７歳でサントスＦＣでプロデビューして以来、ネイマールはほとんど休みらしい休みもなくプレーし続けてきた。
 
これまでネイマールは一度も２カ月以上の休みを取った事がなかったが、今年は少し状況が違う。所属するＦＣバルセロナでの、２０１６／１７シーズン最終戦は５月２７日のスペイン国王杯決勝、アラヴェス戦だった。ブラジル代表は６月９日と１３日にオーストラリアで親善試合が予定されているが、疲労を考慮され召集外となったため、8月のスペインリーグ開幕まで、ネイマールにとっては初のまとまった休みとなった。
 
ネイマールはこれを大いに喜んだが、ブラジル代表チッチ監督も、ネイマールが来年のロシアワールドカップで活躍するためにもこの休みは非常に重要だと考えている。
 
ブラジルは全国規模のリーグ戦のほかに、州の大会もあるため、シーズンは２月初旬に始まり、１２月初旬に終わる。シーズン開幕前のキャンプ期間も考慮に入れると、ブラジルでプレーしている間は２カ月の休みをとることは出来ない。
 
ネイマールは２０１３年にＦＣバルセロナに移籍した。この年の６月ネイマールはコンフェデレーションズ杯に出場している。
欧州のシーズンは８月中旬に終わり、５月下旬に終わるのが一般だが、ネイマールは毎年６～８月に代表戦に出続けていた。
２０１３年コンフェデ杯
２０１４年ワールドカップ
２０１５年コパ・アメリカ
２０１６年リオ五輪
 
（ついでに言うならサントス時代の２０１１年もコパ・アメリカに、２０１２年もロンドン五輪に出ている）

 
この連鎖が今年、ようやく途切れることになった。ワールドカップの１年前は通常コンフェデ杯が開かれる。しかしブラジルは、２０１５年のコパ・アメリカで優勝を逃しているので、出場しない。

 
ブラジルマスコミは、ネイマールは休暇の多くをブラジルで、地元のサンパウロ州ではなく、恋人のブルーナ・マルケジーニのいるリオで過ごすのではないかと予想している。
それも、メディアの喧騒の激しいリオ市内ではなく、彼が別荘を持っている、リオ州マンガラチーバではないかとの予想だ。
 
せっかくの休暇で英気を養って、来シーズン、バルセロナでの活躍と、もちろんロシアワールドカップでの大暴れを期待したいところ。
くれぐれもブラジルのマスコミにはそっとしといてほしいが、無理だろうなあ、、、