ブラジルサッカー便り 

2014年よりブラジル、サンパウロ在住、サッカー大好きです。

レトロユニフォームの味わい

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コリンチャンスのレトロユニフォーム(左)と、

サンパウロ市東部地区に本拠を置く、ジュヴェントゥスのレトロユニフォーム(右)

 

ブラジルでは一般的だが、日本ではなかなかお目にかかれないサッカーグッズに、レトロユニフォームがある。

 

これは、100年を超える歴史を持つチームも珍しくない中、昔のデザインのユニフォームを復刻版として出したものだ。

 

ナイキやアディダスの最新ユニフォームも人気だが、味わいのあるレトロユニフォームを着て応援する人も少なくない。

 

レトロユニフォームの特徴は、生地が綿で、チームの紋章が刺繍されていて、襟がついていて、首周りにひもがクロスするように通されているものだ。

 

筆者の応援する、サンパウロ本拠の名門、コリンチャンスも多くのレトロユニフォームを出している。

 

1977年の、23年ぶりのビッグタイトル獲得となるサンパウロ州選手権で優勝したことを記念したユニフォームとして、デザインはそのままで、その大会の決勝戦で得点した選手の名前が胸に、1977の数字も袖に刺繍されているものや、

 

衛生管理が今ほど厳しくなかった頃、ユニフォームを血で染めたままプレーを続けた選手がいたことを記念して、白地のユニフォームに血痕の模様がついたものまでも出ている。

 

1993年開幕のJリーグに、レトロユニフォームも何もないといわれてしまいそうだが、プロ化前、日本サッカーリーグ時代の読売や日産、トヨタ、三菱、松下、住友、ヤマハなどの復刻ユニフォームを販売したり、「もし100年前にJリーグが存在したら」との設定で、架空のユニフォームを作っても面白いのではないか?

 

例えば、名古屋グランパス、朱色っぽい赤い綿の生地に、胸には黒で名古屋の市章の「八」の字の刺繍、首元には黄色い紐がクロスで通されていたら、、、?

 

絵心がないので、実際どうなるかイメージできない。もしかしたらダサいかもしれないけれど、それでも、いやむしろ、ダサければダサいほど、買っちゃうだろうな。