ブラジルサッカー便り 

2014年よりブラジル、サンパウロ在住、サッカー大好きです。

ロベルト・カルロスにドーピング疑惑? ドイツTV局が報道 本人は潔白を主張、逆告訴も。

元サッカーブラジル代表の左サイドバックとして活躍したロベルト・カルロスがドーピング行為を行っていたとドイツのTV局ARDが報じた。
このTV局は3年前にロシア陸上界のトーピングを暴露し、ロシアの陸上協議の選手全員をリオ五輪出場停止に追い込んだ放送局だ。
放送によると、サンパウロ州内陸部、ピラシカーバ市の医者が、インタビューに答えて、どうやって禁止薬物を多くの種目のスポーツ選手に処方したか語っている。
その中にはロベルト・カルロスの名前も含まれていた。
その医者によると、ロベルト・カルロスを含む多くの有名スポーツ選手が彼を頼っていたという。
ロベルト・カルロスは放送に激しく怒り、反撃した。マスコミ宛に発表した文書で、「禁止薬物を使用したことなど一度もない。放送に出てくる医者のことは全く知らないし、人生で一度もあったことがない。弁護士を通じて嘘の放送に反撃し、放送を行った者は、法の場で、公に内容を証明すべき」と表明した。
声明文の最後には、「私はブラジル、イタリア、スペイン、トルコ、ロシア、インドで合計9つのプロチームでプレーし、ブラジル代表としてワールドカップにも出場した。もし禁止薬物を使用していたとしたら、発覚していたはずだ。 以上 ロベルト・カルロス」と書かれていた。
 
ロべ・カルの愛称で、日本でも人気の高かったロベルト・カルロスの禁止薬物疑惑は、ブラジルでも大きく報じられた。今後の進展に注目だ。