サンパウロ開催のサントスFCｘフラメンゴを観戦、残り５分の大逆転劇を見逃す
やらかした！ついさっき立ち去ったばかりのスタジアム、バス停を目指しあるいていると、サンチスタの大歓声が聞こえてくる。
「あーあ、ゴールを見逃しちゃった。でもこの引き分けはコリンチャンスには好都合」と自分を慰めていると、更なる歓声が！
終電ならぬ終バスを逃しそうになったので、２－１フラメンゴリードの状況で、後半３５分にパカエンブースタジアムの席を立ってから５分で２点入り、サントスｘフラメンゴの上位対決は３－２でサントスの劇的な逆転勝利となった。
帰りの客に飲み物を売ろうと待っているニイちゃんは僕の２ゴール見逃しを察して、「試合が終わるまで絶対に出ちゃ駄目だぞ！」と笑っている。
ブラジル全国選手権１部第１８節、サントスｘフラメンゴの一戦は、８月２日にサンパウロのパカエンブースタジアムで行われた。キックオフ時間は午後９時４５分、前後半ちょっとずつアディショナルタイムを取れば、試合終了は夜の１１時４０分だ。地下鉄駅が近いわけでもなく、帰りの足をどうするんだろうと思うようなシチュエーションでも、多くのファンはビッグゲーム見たさに集ってくる。
サントスの本拠地は、その名の通り、本来サンパウロ市ではなく、サンパウロから７０キロ離れた港町サントス市だ。しかしホームスタジアムは最大でも１万５千人しか入らず、（それでも満員にならないことが多い）ビッグゲームをサンパウロのパカエンブーで行うことがある。
サントスは、なんと言っても王様ペレのチーム。２０００年代はロビーニョ、２０１０年代はネイマールと、スター選手も輩出しているため、サンパウロ市内にもファンは多く、サントス市からは地元のファンが来れないような試合でも、２万７千人がスタジアムを埋める。
「あーあ、ゴールを見逃しちゃった。でもこの引き分けはコリンチャンスには好都合」と自分を慰めていると、更なる歓声が！
終電ならぬ終バスを逃しそうになったので、２－１フラメンゴリードの状況で、後半３５分にパカエンブースタジアムの席を立ってから５分で２点入り、サントスｘフラメンゴの上位対決は３－２でサントスの劇的な逆転勝利となった。
帰りの客に飲み物を売ろうと待っているニイちゃんは僕の２ゴール見逃しを察して、「試合が終わるまで絶対に出ちゃ駄目だぞ！」と笑っている。
ブラジル全国選手権１部第１８節、サントスｘフラメンゴの一戦は、８月２日にサンパウロのパカエンブースタジアムで行われた。キックオフ時間は午後９時４５分、前後半ちょっとずつアディショナルタイムを取れば、試合終了は夜の１１時４０分だ。地下鉄駅が近いわけでもなく、帰りの足をどうするんだろうと思うようなシチュエーションでも、多くのファンはビッグゲーム見たさに集ってくる。
サントスの本拠地は、その名の通り、本来サンパウロ市ではなく、サンパウロから７０キロ離れた港町サントス市だ。しかしホームスタジアムは最大でも１万５千人しか入らず、（それでも満員にならないことが多い）ビッグゲームをサンパウロのパカエンブーで行うことがある。
サントスは、なんと言っても王様ペレのチーム。２０００年代はロビーニョ、２０１０年代はネイマールと、スター選手も輩出しているため、サンパウロ市内にもファンは多く、サントス市からは地元のファンが来れないような試合でも、２万７千人がスタジアムを埋める。
僕は自分の贔屓チーム、コリンチャンス以外の試合を久しぶりに見ることになり、試合前はサントスのＭＦルーカス･リマ、ＦＷのリカルド･オリヴェイラ、コペーテ、フラメンゴのＦＷゲレーロ、ＭＦのエヴェルトン･リベイロにジエゴと、ＰＫストッパーのＧＫジエゴ･アウヴェスが活躍し、できたら来年レアル・マドリー行きの決まっている１７歳のヴィニシウス･ジュニオールのプロ初ゴールも見たいなと思っていた。
前半は少々退屈な展開で、フラメンゴのシュートが一回ポストの内側をたたいた程度しかチャンスがなかった。しかしそれも後半には一遍、９分のブルーノ・エンリケによるサントスの先制点から激しくしくスコアは動いた。先制の喜びもつかの間、フラメンゴはエヴェルトン･リベイロのミドルシュートが炸裂し、同点に追いついた。 先週の日曜も僕はフラメンゴの試合を観戦している。右サイドの攻撃的な中盤に入った元代表のエヴェルトン･リベイロはいつも得意の左足にボール持ち替える。「エヴェルトン・リベイロはうまいけど、右サイドから右足で鋭いクロスが上がらない。残念だなあ」と思っていたら、今回のシュートはやはり右サイドから、左に持ち替えて、若干アウト気味の強烈なミドルだった。やはり元ブラジル代表、恐れ入りました。
その１１分後にはスルーパスに抜け出したフラメンゴのフェリペ・ビゼウが追加点。その後もフラメンゴがやや押し気味に進め、逃げ切りムードかと思われたときにフラメンゴに退場者が出た。当然この後の展開が気になるが、バスの時間も迫っていたので、後半３５分に席を立った。 その後スタジアムの外で５分の間に２度も大歓声を聞いたのは、最初に書いたとおり。
負けてるチームを１０分以上も残っているのに見捨ててスタジアムを出ようとする僕に、愛するチームに忠実なサンチスタが優しいわけもない。リードを許していることによるイライラもあって、混雑する出口で「すみません、とおして」と言っても誰も気付いてくれなくて、誰かに「この裏切り者、薄情者の中国人め！」と罵声を浴びせられないか、怖かった。
サントスやフラメンゴを第３者として勝敗関係なく見ていると、どっちも好チームに見えて、ひょっとすると、勝ち点でずっと上のコリンチャンスより強いのではと思えるほどだが、やはり、サポートチームとして、入れ込んでみている人にはそんな風には見えないらしい。 逆転前のスタンドの雰囲気は最悪で、野次だらけ。去年フルミネンセ時代にインタビューさせてもらったクルピ監督がやり玉に挙げられないか心配になるほどだった。
結局込む前に乗ろうと思ったバスはなかなか来ず、試合を最後まで堪能してから外に出たサンチスタと一緒になって帰ってきた。
サントスの同点ゴールも逆転ゴールも後で見返すとファインゴールだった。 自分のいた側のゴールだったのに、サポーターの空気も「地獄から天国」で、その場にいたら楽しかったのに、、、 だれかこのTV局都合の平日夜９時４５分キックオフを本当にやめさせてくれないか
サントスの同点ゴールも逆転ゴールも後で見返すとファインゴールだった。 自分のいた側のゴールだったのに、サポーターの空気も「地獄から天国」で、その場にいたら楽しかったのに、、、 だれかこのTV局都合の平日夜９時４５分キックオフを本当にやめさせてくれないか
