ブラジルサッカー便り 

2014年よりブラジル、サンパウロ在住、サッカー大好きです。

でかした18歳! 第4CBの活躍でコリンチャンスがシャペコエンセに勝利、2位グレミオとの勝ち点差を10に広げる

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レギュラーCBが2人同時に怪我したが、18歳のユース育ちの第4CBレオ・サントスがチームの危機を救った。(Daniel Augusto Jr. / Ag. Corinthians)

 

Chapecoense x Corinthians - Campeonato Brasileiro 2017-2017 - globoesporte.com

 

 18歳がチームを救った。怪我人続出のコリンチャンスディフェンスライン、レギュラーCBが揃って不在の中抜擢された18歳のレオ・サントスが、勝利に貢献だ。コリンチャンスは23日に行われた、アウェイでのシャペコエンセ戦に勝利して、2位グレミオとの差を10に広げた。

 中盤、左サイドバック、センターバック2人とレギュラーを欠くコリンチャンスは、本来の出来には程遠かったが、この日は4人の内3人がユース育ちの若い控え組だったディフェンスラインの頑張りに尽きる。一カ月前に第2CBパブロが怪我をして、ずっと第1、第3CBのバルブエナ、ペドロ・エンリケのコンビで耐えてきたが、遂に前ヴィトーリア戦で第1CBバルブエナも怪我をしてしまい、今日の試合は3番手、4番手のCBコンビ、ペドロ・エンリケ(21)とレオ・サントス(18)が出場することになった。ちなみにベンチには本職のCBは一人もいなかった。

 レギュラー左サイドバック、アラーナも負傷で、代わりに入ったモイゼスが、シャペコエンセの右サイドアタッカー、アポジ(元東京ヴェルディ)に翻弄され、危ないシーンを何度も作られるが、真ん中で2人が跳ね返し続けた。 後半36分には、あわや失点のシーンで、ライン上でボールをかきだしてチームを救ったのはレオ・サントス。 彼らの頑張りが44分、不格好ではあったか、エースのジョの千金ゴールにつながった。

 コリンチャンスがグレミオに勝ち点差10をつけるのはこれが初めてではない。13節にも両チームの差は10ポイント開いているが、今は21節、残りの試合も確実に少なくなっての10ポイント差は、グレミオには重くのしかかる。

 「コリンチャンスは調子を落としているけれど、主力が何人も不在だけれど、何とか勝って10ポイント差に」との思いはサポーターも同じで、勝利の際には気の早い「エ!カンペオーン!」のコールも飛び出したが、選手たちは「まだ厳しい試合が17試合も残っている」といたって落ち着いている。

 ディフェンスラインの危機は続くし、次はジョやロメロまで累積警告で出場停止だが、次も代表ウィーク前の、最下位アトレチコ・ゴイアニエンセ相手のホームゲームを確実にものにしたいところだ。