コリンチャンスのバレーボールチームの試合を観戦
10月14日に、ブラジルバレーボール1部リーグ、スーペルリーガの17/18シーズン開幕戦、コリンチャンス対クルゼイロの一戦がサンパウロ市内で行われたので行ってきた。
コリンチャンスには昨年のリオ五輪男子バレーボール金メダルのセルジーニョがいる。42歳の大ベテランでコリンチャンスファンの彼は、金メダル獲得後に引退することをよしとせず、コリンチャンスの新チームに加わったのだった。 今年5月に正式発足したばかりのコリンチャンスバレーは、すぐに1部昇格を果たし、ブラジルバレーの最高峰に挑戦した。
開幕戦の相手クルゼイロは、昨シーズンのスーペルリーガ4連覇中で、クラブ世界選手権でも2回優勝している超が付く強豪チーム。1部昇格を果たしたばかりのコリンチャンスは挑戦者の意気込みで試合に臨んだ。
第1セット、コリンチャンスは21-24まで追い込まれるも、ピンチサーバーがエース連発の活躍で3連続で得点しジュースに持ち込む。そのセットを30‐28で取り、幸先の良いスタートを切ったが、第2セット以降は王者が本領を発揮して、セットカウント1-3での敗戦となった。
コリンチャンスは正式名称をSporte Clube Corinthians Paulista (スポーツ・クルービ・コリンチャンス・パウリスタ)といい、男子サッカー以外にも多くのスポーツチームを持つ。水泳選手のブランドンというブラジル代表クラスの選手もコリンチャンス所属だし、代表レベルでなくても多くの種目で少年少女の心身の発育に貢献している。各種スポーツをする体育館、プール、ボート練習場などが一体化した施設、パルケ・サン・ジョルジがサンパウロ市内東部にあり、バレーの試合もそこで行われた。
サッカー以外の種目でも活躍しているサッカーチームはほかにもたくさんある。パルメイラスは卓球が強いし、フラメンゴはバスケ、フルミネンセの飛び込みチームなんてのもある。
リオ五輪が終了し、各種目からのスポンサー撤退の話も引きも切らない中、各サッカーチームがこうしてサッカー以外の種目も支援して、ブラジルスポーツ文化を盛り上げていって欲しい。