ブラジルサッカー便り 

2014年よりブラジル、サンパウロ在住、サッカー大好きです。

コリンチャンスフットサル初観戦 サンパウロ州リーグ決勝第一戦

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 試合開始が19時と言うこともあり、開始早々はお客さんもまばら、こっちでは、サッカーの試合も途中からどんどん入って来る。

 10月17日コリンチャンスxマグナス・ソロカバ、フットサルサンパウロ州リーグ決勝第1戦を、3日前の14日にバレーボールを観戦したのと同じ、パルケ・サン・ジョルジの体育館に見に行った。

 どうしてバレーボールやフットサルを続けて見に行く気になったかと言うと、普段サッカーのチケットだけを扱っているコリンチャンスのネット発券システムフィエル・トルセドールが、どちらの試合も急にネット販売を始めて、メールで告知してきたからだ。

 フィエル・トルセドールは、サッカーの試合のチケットを1試合買うごとにポイントがつき、そのポイントがたまると、ビッグゲームの時に優先的に購入できる仕組みだ。こうしてバレーやフットサルのチケットでもポイントが付けば、ポイント目当てで買う人が増えたかもしれないのに、そこはコリンチャンスの営業さん、もうちょっと工夫して欲しい。

 さて、肝心の試合だが、これがとてつもなくおもしろかった。これまでフットサルの試合を生で見たのは2回くらいしかないが、日本で見る試合とは全然違っていた。 僕の中でフットサルはコンタクトがサッカーより少なく、厳しくファールをとられる競技と言う印象だったが、こっちのフットサルはコンタクトが激しい。スペースを争い腕も大きく広げ、時には肘も上げて威嚇する。いつの間にルールでも変わったのだろうか?それとも僕が勘違いしているだけで元からこんなスポーツだっただろうか?

 試合はソロカバが先制するもコリンチャンスが逆転、後半10分過ぎにソロカバがブラジルフットサル界の生きる伝説ファルカン投入と共にゴールキーパーも前に出すパワープレーを仕掛けるも、逆にがら空きのゴールにコリンチャンスGKがロングシュートを決めて3-1とリードを広げた。

 この試合で負けても次のホームでのリターンマッチのために点差を縮めたいソロカバはめげずにパワープレイを続け、残り4分で得点し1点差とするもコリンチャンスが逃げ切り、3-2で勝利した。

 閉じられた体育館で、サッカー式の応援をすると、音が響いてすさまじい熱気となる。コリンチャンスが1点ビハインドから、1点、2点、3点と返していくときのテンションは素晴らしかった。

 ただ、ソロカバも決勝まで残った強いチーム、5日後日曜のソロカバホームでのリターンマッチが楽しみだ。

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ハーフタイムにコリンチャンスアンプティサッカーのチームが紅白戦を見せてくれた。

 

 今日はコリンチャンスの総合スポーツクラブとしての底力を実感する出来事がもう一つあった。それはハーフタイムに行われた、コリンチャンスアンプティサッカーチームの披露だ。何らかの大会で優勝し、トロフィーも披露されたが、何の大会だったかは聞き取れなかった。(選手のみんな、ゴメン)しかし彼らの見せる技はとてもレベルが高く、観客も引き込まれていた。独特の杖を突きながら驚くほど速く動き、ドリブルやパスも正確だ。

 こうした種目も持ち、障がい者スポーツの発展にも貢献するコリンチャンスはまさに社会的存在だなあとの思いを強くした。